「看護師って給料いいんじゃないの?」
よく言われます。でも正直に言うと、看護師の給料は上がりにくいんです。資格職だから安定はしている。でも劇的に増えることはない。
子どもが生まれて固定費・変動費が増えていくなかで、「給料だけに頼っていたら詰む」と感じた僕が、副業を始めた理由とリアルな話をします。
看護師の給料が上がりにくい、という現実
訪問看護師として10年働いてきて感じるのは、看護師の給料は年功序列でじわじわ上がるが、劇的には増えないということです。
役職に就けば多少上がりますが、管理職になりたいわけじゃない。スキルを磨いても、それが給与に直結するかというと……正直、そうとも言い切れない。
子どもが生まれると、おむつ・ミルク・保育料・習い事・医療費と支出がじわじわ増えていきます。給料が増えないのに出ていくお金が増えると、貯蓄率はどんどん下がる。この現実と向き合ったとき、「給与所得だけじゃ限界がある」と感じました。
最初に始めた副業は「古着せどり」だった
副業としてまず始めたのが古着せどりです。フリマアプリやネットオークションで古着を仕入れて、メルカリなどで販売する方法です。
選んだ理由はシンプルで、初期費用が少なく、スマホひとつで始められるから。看護師の仕事をしながらでも取り組めそうだと感じました。
作業は主に子どもが寝た後の夜の時間に。出品作業・商品説明の作成・ネット仕入れのリサーチなどを、ひと通り寝かしつけが終わってからやっていました。「子どもが寝てから自分の時間」という感覚で、うまくルーティンに組み込めたのがよかったです。
副業を続けている理由:事業所得という選択肢
続けている一番の理由は、「事業所得が手に入る」からです。
給与所得は、所得税・住民税・社会保険料と、稼いでも引かれるものが多い。でも事業所得は、基本的に所得税以外はほぼ税金が引かれない。また、副業にかかる費用(パソコン・スマホ・通信費など)を経費として計上できるのも大きなメリットです。
実際に、副業の利益でパソコンやスマホの買い替えをしています。仕事とプライベート兼用であれば一部経費にできるので、賢く使えば手元に残るお金が増えます。
季節によって利益にムラがある。でも気にしていない
古着せどりは季節によって売れる時期・売れない時期のムラがあります。冬物が売れる秋冬は利益が出やすく、夏場は動きが鈍いことも。
でもこれは最初からわかっていること。「この時期は動きが鈍い」と知っていれば、焦らず構えていられる。副業に完璧な安定を求めていないので、ムラがあること自体はストレスになっていないです。
副業で稼いだお金の使い道
副業の利益の使い道は、今のところこんなイメージで考えています。
- NISA・高配当株投資:給料とは別の資産形成の原資に
- 子どもの学費の積み立て:教育費は早めに準備したい
- 家族との旅行代:年に一度はしっかり旅行に行きたい
- パソコン・スマホなど仕事道具:経費として活用しながら買い替え
給料はほぼ生活費と貯蓄に回して、副業収入は「プラスアルファの資産形成」に使うイメージです。この設計ができると、お金に対する心理的な余裕が生まれます。
職場には言っていない。内緒にしている理由
副業していることは職場には伝えていません。理由は2つ。
ひとつは、副業禁止と聞いたことがあるから。公務員と違い、民間の訪問看護ステーションは法律で副業が禁止されているわけではありませんが、就業規則で禁止している職場もあります。確認せずに動くよりも、黙ってやるほうがリスクが低いと判断しました。
もうひとつは、言ってもメリットがないから。副業をしていると知られても、評価が上がるわけでも、何か助けてもらえるわけでもない。むしろ余計な詮索を受けるリスクがあるので、プライベートな話として完全に切り離しています。
ちなみに、副業収入が年間20万円を超える場合は確定申告が必要です。住民税の納付方法を「普通徴収」にしておくと職場に副業収入がバレにくくなるので、確定申告の際に確認しておくことをおすすめします。
まとめ:看護師こそ副業を考えてほしい
- 看護師の給料は安定しているが、劇的には上がらない
- 子どもが生まれて「給与所得だけでは限界」と感じて副業をスタート
- 最初は古着せどり。子どもが寝た後の時間を活用
- 事業所得は税負担が少なく、経費も使えるのがメリット
- 利益はNISA・学費・旅行代などに活用予定
- 職場には内緒。確定申告の住民税「普通徴収」は忘れずに
「副業なんて自分には無理」と思っている看護師さんも多いと思います。でも、給料が上がりにくい職種だからこそ、収入の柱をひとつ増やしておくことは大事だと僕は感じています。完璧じゃなくていい。まず小さく始めてみることが最初の一歩です🌿
執筆:カヲル(現役訪問看護師・歴10年)


コメント