訪問看護ステーションへの転職を考えるとき、「転職エージェントを使うべきか、直接応募すべきか」と迷う方は多いと思います。
結論から言うと、直接応募には転職エージェントにはないメリットがたくさんあります。しかも、それは求職者側だけでなく、受け入れる事業所側にとっても大きなメリットがあります。
この記事では、訪問看護師歴10年の現場目線で、直接応募のリアルなメリットをまとめます。
そもそも直接応募とは?
直接応募とは、転職エージェントや求人サイトを介さずに、事業所に直接連絡・応募する方法です。事業所のホームページ・SNS・ハローワーク求人などから採用担当に直接連絡します。
求職者側のメリット
① 入職祝い金がもらえることがある
多くのステーションでは、直接応募で採用された場合に「入職祝い金」を用意しているところがあります。金額は数万円〜10万円以上のケースもあり、転職エージェント経由では受け取れないことがほとんどです。
これは後述する「採用コスト」の問題と関係しています。事業所にとっては直接応募の方がコストが下がるため、その分を祝い金として求職者に還元できるのです。
② 事業所との距離が近くなる
エージェントを介さず直接やりとりすることで、採用担当者や管理者と直接コミュニケーションが取れます。職場の雰囲気・スタッフの人柄・現場のリアルな状況を自分の目で確認しやすくなります。
③ 条件交渉がしやすいことも
エージェントを挟まないため、給与・勤務形態・オンコールの有無など、条件面を直接担当者と話し合えます。柔軟に対応してもらいやすい職場もあります。
④ SNSで職場の雰囲気をリアルに確認できる
最近はInstagramやTikTokで採用活動をしているステーションが増えています。スタッフの日常・職場の雰囲気・理念などを発信しているため、求人票には書いていない「人」や「文化」が見えてきます。フォローして投稿を見ていくうちに「ここで働きたい」と思えるかどうかも判断材料になります。
事業所側のメリット(実はここが大きい)
直接応募が増えると、事業所にとっても大きなメリットがあります。それが「採用コストの削減」です。
転職エージェントを利用して看護師を採用する場合、事業所はエージェントに対して採用者の年収の約20〜35%を紹介手数料として支払います。年収400万円の看護師を採用した場合、80万〜140万円ものコストが発生することになります。
一方、直接応募ならこのコストがかかりません。だからこそ事業所は、
- SNSで職場の魅力を発信して直接応募を増やそうとしている
- 入職祝い金を設けて直接応募を促している
- ホームページの採用ページを充実させている
といった取り組みをしているのです。直接応募は求職者・事業所の双方にとってメリットのある方法と言えます。
直接応募に向いている人・向いていない人
| 直接応募が向いている | エージェントが向いている | |
|---|---|---|
| 転職の軸 | 職場をある程度絞れている | どこが良いかまだわからない |
| 情報収集 | SNS・HP等で自分で調べられる | プロに提案してほしい |
| 交渉・手続き | 自分でやりとりできる | サポートしてほしい |
| 転職経験 | 2回目以降の転職 | はじめての転職 |
直接応募で探す方法
- ハローワーク:地域の訪問看護求人を検索できる。無料で担当者に相談も可能
- 事業所のHP:採用ページから直接メール・電話で問い合わせ
- Instagram・TikTok:「#訪問看護 #採用」などで検索するとSNS採用している事業所が見つかる
- 知人・同僚からの紹介:リファラル採用も直接応募の一形態
直接応募でうまくいかないときはエージェントも活用しよう
直接応募は魅力的ですが、「希望のステーションが見つからない」「応募したが返事がこない」という場合もあります。そんなときは転職エージェントを並行して活用するのが現実的です。
訪問看護求人に強いレバウェル看護なら、非公開求人も含めた幅広い求人の中から、希望条件に合ったステーションを紹介してもらえます。直接応募と並行して登録しておくと選択肢が広がります。
まとめ
- 直接応募は入職祝い金・職場との距離の近さ・条件交渉しやすさなどのメリットがある
- 事業所側も採用コスト削減のため直接応募を歓迎している
- SNSで採用活動するステーションが増えており、職場の雰囲気を事前に確認しやすい
- ハローワーク・事業所HP・SNSから直接応募できる
- 希望先が見つからないときはエージェントも並行活用が◎
転職エージェントを使うことが「正解」ではなく、直接応募という選択肢を知っておくことで、より自分に合った職場を見つけやすくなります。ぜひ積極的に活用してみてください🌿
執筆:カヲル(現役訪問看護師・歴10年)



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